ビジネス書レビュー

【レビュー】『学び方の学び方』バーバラ・オークレー、オラフ・シーヴェ著

勉強するのは学生まで、社会人になったら働くだけ。

学生の時の私は漠然とそう思っていました。

ですが、社会人になってからも学生の時と同じくらい学ぶことは重要です。

 

 

学生の時は、定期テストや入学試験でなかば強制的に勉強せざるを得ない環境でした。

一方で社会人は、正直勉強しなくても怒られることもないし困ることもありません。

 

ですが、学び続ける社会人の方が人生が豊かであることは間違いないと私は思っています。

なにもMBAや資格を取得したりあらためて大学に通い直したりすることだけが勉強ではありません。

 

  • SNSやブログを通じてお金や資産運用についての知識を得る
  • 最新の育児を学ぶために育児書を読む
  • 興味のある分野を深く知るために、Youtubeの動画を見る

 

こうしたことも、勉強・学習に含まれます。

 

学生時代を通じて国語や数学といった教科を学んできましたが、正しい学習法・効率的な学習法を学ぶ機会はありませんでした

 

そこで、『学び方の学び方 LEARN LIKE A PRO』(バーバラ・オークレー、オラフ・シーヴェ著)を読みました。

 

 

様々な切り口から学習を効率的に行うコツやアドバイスが記載されていましたが、中でも私が特に印象に残ったポイントや勉強法に取り入れたいと感じた点に絞ってご紹介します。

 

ポモドール・テクニック

 

とてもシンプルで拍子抜けするくらい目新しさもないですが、このポモドール・テクニックが一番効率的な学習方法だそう。

 

以前、何度か別の本でこのテクニックが紹介されていたのを見たことがあります。

多くの人が推奨する、確度の高い手法と言えるでしょう。

その具体的な方法がこちら。

 

  1. デスクをキレイにする(スマホなど余計なものを片付ける)
  2. タイマーを25分にセット
  3. タイマーが鳴るまでは学習に専念
  4. 25分経過後、5分の休憩をとる

 

 

私自身も、ブログの執筆や仕事関係(ビジネス法務)の勉強をこのポモドール・テクニックを使って行うようになってから、進み具合や理解度が飛躍的に改善しました。

 

より効率的に学習する・集中力をあげるコツとして挙げられているのは:

  • スマホやPCは、手の届かないところ(別の部屋等)に置く。
  • 一つの課題に集中し、マルチタスクを避ける。”マルチタスク”には、複数の課題に同時に取り組むことだけでなく、音楽を聴きながら勉強することも含まれる。
  • コーヒーや紅茶を飲んでカフェイン摂取。10〜15分で注意力が上がる!(ただし寝る前に摂取すると睡眠の妨げになるので注意)
  • 十分な睡眠時間を確保する(理想的なのは8時間)

 

学習効果の高まるノートの取り方

 

カフェや図書館で勉強する他の人を見かけると、決まって皆さんノートをとっています。

デジタル化が進み、タブレットが普及しても、アップルペンシルやノートアプリが豊富で、実際に手書きで書き込みながら勉強する人も多いのではないでしょうか。

 

 

勉強の効率を左右するノート。

ただ闇雲にノートをとったり、本のようにキレイに取ることに集中するのはもったいない!

 

ノートを活用するうえでいちばん重要なのは、一日が終わる前に、再度、ノートの内容を復習することだ。たとえ疲れていても、数分かけて重要なアイデアを頭の中に引き込もう(ノートの上っ面を読むだけでは不十分だ)。思い出す作業を含めて上手な復習の作業をする時間は、きわめて重要な連鎖を構築するうえで、非常に役に立つ。むしろそれはノートをとっているときの時間よりも大切だ。

(略)

医学生による別の研究では次のようなことがわかった。つまり、「Aの成績をとる学生はほぼ決まってその日に講義の内容を見直している。反対に、Cの学生はほとんど見直しをしていない。」  (本書123〜124ページより引用)

 

つまり、理解度を上げるためにはノートをとる作業よりもノートを見返して復習する時間が大切ということ。

 

RIO
RIO
学生の時、キレイに分かりやすいノートを作ることに一生懸命になっていて、それを最大限に活かせていませんでした・・・自分の子供が学生になる頃には、ノートの正しい活用方法を教えてあげたい!

 

私のように、ノートをとることやキレイなノートを作ることを目的としてしまっている人も、実は少なくないのではないでしょうか。

 

理解を深めるために、より良いノートを作るコツがこちら。

 

  • 授業や読書など、新たなものを学ぶ前に、予習しておく。そうすることで、より整理されたノートをとることができる。
  • 簡単に噛み砕く(例:”トルク”という難しい言葉をそのまま書くのではなく、”回転”という分かりやすい言葉に置き換える)
  • 目と耳の両方から情報を仕入れる(例:参考書を読むだけでなく、Youtubeなどで解説動画を見て、両方の情報から学ぶ)

 

その他、実践中のコツ

 

本書は、300ページ弱の中に効率的な学習のヒントが詰まっていて、この記事で全てを紹介することはできませんが、その他に実際に私自身の勉強に取り入れているのはこちら。

 

  • 問題を見ただけで簡単に解ける(思い出せる)までたくさん問題をこなす。
  • 自分のアウトプットと解答例とを見比べて、何が足りないのかを推敲する。そして再び挑戦し、解答例に近づけたか・より良いものに出来たかを確かめる。
  • 試験で良い成績を取るためのコツ→過去問を多く解く

 

リスキリング・学び直しなど、社会人になっても継続して学習を続けることがトレンドワードにもなりつつある昨今。

特に社会人は、仕事や家事・育児と、学習以外にもかなり忙しい日々を送っているので、効率的に学習効果を高めることができる「正しい学び方」は必須のスキルと言っても過言ではないかもしれません。

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