三つ子の魂百までということわざがあります。
3歳までに身についた習慣やスキルは大人になっても矯正しにくく、死ぬまで自分の一部であり続ける。
娘のココちゃんはもう2歳。
3歳を迎えるまで、残り1年弱となりました。
最初の1年は私も育休をとっていたので近くで過ごせましたが、1歳になってからは保育園と私のフルタイムでの勤務とで忙しく、毎日を過ごすのに精一杯になり、「娘の将来のために今すべきことは何か」ということをしっかり考えることを怠っていました・・・
そんな時、SNSを通じて佐藤亮子さん(佐藤ママ)を知りました。
私自身は、娘を東大の医学部に入れたいとか、そういう野望は持っていませんが、子供にとって教育が非常に大事だということはこれまで人生を歩む過程で痛感していますし、娘にも最良の教育を受けさせたいと考えています。
そこで、3歳までの一年間を娘の将来のためにベストな方法で日々を過ごすためのヒントになればと思い、『頭のいい子に育てる3歳までに絶対やるべき幼児教育』という本を読みました。
学びも得られる遊び
3歳未満の子供と遊ぶにって、意外と大変。
複雑な遊びは理解できないし、簡単すぎても子供もすぐ飽きてしまうし・・・
本書でも遊びについて色々なアイディアが述べられていましたが、我が家でも積極的に取り入れているのがお風呂での遊びとパズル、童謡です。
楽しいお風呂時間にも学ぶことはたくさん!
我が家では、娘とのお風呂時間はパパが担当。
お風呂では、
- ひらがなのポスターを見ながら言葉や文字を楽しく学んだり、
- 入浴剤を使って色を覚えたり
- お風呂上がるまでの時間を数えて数字を覚えたり
と、楽しみながらも学べることがたくさん!
本書では、日本地図を使うことを推奨していました。
娘にはまだ少し難しいですが、3歳くらいになったら地図も取り入れようと思います。
パズル
娘は2歳になる前からジグソーパズルが大好き。
親の都合の話になってしまいますが、黙々とある程度の時間、集中して取り組んでくれるジグソーパズルは、家事がはかどるので助かります。
本書でも、最初は2ピースくらいの簡単なものから始め、最終的に、3歳になるまでに100ピースのパズルができるようになるといいと書かれています。
特に、この一節はすごく共感しました。
お手軽に子どもに達成感を与えられるツールとして、ジグソーパズルはおすすめです。指先が器用になるし、根気や集中力もつくと思います。(本書169ページ)
最初は当然、一人では全然できないので親がサポートしてあげるのですが、やはり絵柄が完成した時の達成感や喜びはひとしおのようで、娘もとても喜びます。
童謡
本書では、童謡を1万回歌って聞かせると書かれています。
さすがにこれまでの回数は数えておらず、累積の回数も多分1万回からははるかに少ない回数だと思いますが、それでも童謡の大切さについては私も同感で、積極的に生活に取り入れています。
そのきっかけになったのは、数年前に少し話題になった、ののちゃん。
2歳で歌がうまくてCDデビューまで果たしたということで、当時さまざまなメディアに引っ張りだこ。
娘の様子を見ていても、好きな童謡の好きな歌のフレーズは積極的に声に出して歌ったりお話ししたりしようとする姿が見られましたし、本書以外の育児書やウェブサイトの記事でも童謡の大切さを取り上げているものが実際には多いと思います。
具体的には、我が家では『くもんのうた200えほん ことばの豊かな子をそだてる』という本を使っています。
こんな感じで、手作業でプレイリストを組んで毎日再生しています。いろんなアーティストのものを選べるので、聴く側も飽きないのがメリット!
これから改善していきたいこと
この本を読んで、「今、私がやっていることも大きく間違っているわけではないな」と自信を持つ一方で、耳の痛い、つまり今の自分には全然できていない事があったのも事実。
中でも、これから特に改善に注力していきたいことはこちらの2点です。
「ちょっと待って」と言わなくて済む工夫を
「ママ今ちょっとご飯作ってるから、ちょっと待っててね〜すぐ行くから!」
これまで、何度このセリフを言ったことか・・・
子供が親と話したいと感じた、その今の気持ちをもっと大切にしなければいけないなと反省。少し前に、雑誌で東儀秀樹さんの子育てに関するインタビューを読みましたが、その中でも、「子どもが「ねぇねぇ」と話しかけてきたら、仕事中であろうと手を止めて100%向き合うことを心がけていた」という箇所が非常に印象的でした。
子どもは話し出した瞬間が最も言いたいことを正しく伝えられる。自分は仕事を中断してもすぐ再開できるけれど、子供の感情の高まりは機会を逃すと元に戻らない。(プレジデントFamily2023夏号より)
家族とのお話しを通じて、子どもはコミュニケーションの楽しさや好きなことへ取り組む意欲や情熱、言葉の習得など、人生において非常に大事なことをたくさん身につけると言われているので、子どもの話を制して大人の事情を優先するのではなく、常に子どもファーストで入れるような工夫をしていきたいと思います(と言っても、いきなりは難しいですが・・・)
話し方、接し方
保育園からの帰り道。
娘を抱っこして歩いていると、ポツンポツン…と雨が降ってきて、思わず「あ、やばい!」と口にしていました。
すると、娘が振り返って「やばい!やばい!!」と満面の笑みで私のマネをして話し始めたのです。
無意識でよく使うフレーズなので、娘が「やばい」という言葉を聞いたのは恐らくこのときが初めてではなく、何度も聞いて気になっていた言葉だったのかもしれません。
この時に、自分の言葉遣いにハッとさせられました。
娘の前だけ取り繕っていても、無意識に口をつく言葉もあるでしょうし、やはり普段から意識して正しくて恥ずかしくない言葉遣いをしなければいけないな、と。
子どもは知らず知らずのうちに、母親の言葉や話し方、態度などを身につけてしまうのです。そのことをいつも肝に銘じて、お子さんと接してほしいです。(本書234ページ)